前回の続きです。
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チッピーママ、双子を授かる
チッピーパパが社会情勢の変化や会社の先行きに対する不安を抱えていたところ、チッピーママが双子を妊娠したのでした。
ママと3人目が欲しいねって話し合っていたんだよね。
でもまさか3人目と4人目が同時に来るとは思わなかったわw
持家を買っちゃってたけど、多くて子供3人って想定で買ってたんだよね。双子は完全に想定外だったねw
嬉しいことだから全然構わないんだけど、ちょっと手狭になっちゃうねw
パパと知り合ってから10年くらいになるけど、この10年の変化が目まぐるしくてヤバイねw
私が子供4人の大家族のママとか笑えるwww
10年後はどうなってるかな?
イチ子が15歳で高校受験かな?
フタ子が13歳で中学生。
サブ郎ヨン郎が10歳か。
いったいどんな子になってるか全然想像できないwwww
10年後の子供達の成長が楽しみであると同時に、チッピーパパはえも言われぬ不安に襲われるのでした。
会社をクビになったり倒産でもしたらヤバイな。
いやマジで。
情弱を極めたチッピーパパ
チッピーママもチッピーパパも、双子を育てる事に関しては大きな不安はありませんでした。
イチ子、フタ子を経験しているので育児のイロハは概ね分かっています。
チッピーパパも今まで育休は取得していなかったのですが、育児を丸投げにしていなかったので大抵のことはできます。
そのためチッピーママとチッピーパパで協力すれば大丈夫という自負はありました。
でも私が専業主婦ゆーても5歳3歳のお世話に加えて、新生児×2のお世話はさすがに死ぬわ。
今回はパパも育休を頼むやで!
おk!まかせんしゃい!
二人体制なら何とかなるべ!!
ところで育休中の給料ってどうなるの?
私はイチ子を妊娠してから仕事を辞めちゃったから育休制度のことよく知らないんだけど。
え?たぶん給料はもらえないと思うけど。
マジ?じゃあ育休中って収入ゼロなの?
それはさすがにツライからパパは働いた方がいいの?
会社で育休取ってる人いるでしょ?その人どうなの?
育休取ってる人って旦那さんか奥さんのどちらかが仕事してるってことなの?
すいません。よく分かりません。会社に聞いてみます。
情弱の極みでした。
世の中の仕組みって誰が教えてくれるんだい?
この時初めて育児休業給付金の存在、育児休業給付金が雇用保険の枠組みであることを知りました。
そして給付金が休業前賃金の67%相当額(6か月経過後は50%相当額)が支給されることを知りました。
会社の給料ってことじゃなくて、社会保険からお金が出るってことなのか。
じゃあいつも給料から保険料を抜かれてるんだから育休取らないと損じゃない?
なんでパパはイチ子とフタ子の時に育休取らなかったの?
いくら専業主婦だって言っても新生児のお世話は大変だったんだけど。
はい。すいませんでした。
給付金のこと全然知らなかったんです。
ウチの家計は私の1馬力のみなんで、自分は極力働いて稼いだ方が良いと思ってたんです。
でもこういう制度とか税金のこととか誰も教えてくれないよね。
新築買う時だって、その時初めて「住宅ローン減税」の存在を知ったもんね。
毎年、年末調整とか会社で手続きしてるけど、いまいちよく分からないんだよね。
源泉徴収票なんかどこをどう見ればいいのか分からんし。
学校の義務教育で教えるべき内容だよね。
この時、チッピーパパは
- 国民全員に課している税制度について、なぜ義務教育でその仕組みを教えないのか。
- 国民が利用できる社会保障の制度について、なぜ義務教育で説明をしないのか。
- これら制度を知っていれば、国民はより豊かになれるのに!
- 日本の義務教育は間違っている!!!!
なんて思っていました。
しかし教育関係の仕事をしている訳でもない、ましてや文部科学省の役人でもない、ただのしがないサラリーマンが日本の学校教育について文句を言ったところで事態は改善しません。
私は一念発起、世の中について勉強をすることにしたのでした。
情強になるために
私は理系の大学に入学して、そして大学院を卒業して以降、全く勉強をしない人間でした。
仕事から帰ったら、
- 夕飯を食べて、
- 子供を風呂に入れて、
- 寝かしつけたら、
- 趣味のTVゲームをして、
- たまに酒を飲んで、
- 寝る。
というルーティンを繰り返す生活。
自己啓発のような本など読みません。
私の職種はエンジニアなので業務に関して学ぶことはたくさんあるのですが、そういった技能系の本も全く読みません。
仕事に関する勉強を、プライベートの時間を割いて行うなど社畜の所業。
業務に必要なスキルを学ぶのなら、それは仕事中に勉強すべし。
プライベートに自主的に仕事を持ち込むなど、会社に魂を売るような大罪と心得よ。
と偏った思想の持ち主でした。(現在も会社の業務に関する勉強は全くする気はありませんが。)
また税金や社会保険の制度に関しても全く勉強する気などありませんでした。
なぜならとにかく面倒くさいからです。
しかし今回の育休をきっかけにその情弱さを痛感した私は世の中について勉強することを決心したのでした。
そして、一冊の本との出会いが私の人生を大きく変えることになったのでした。
何それ、なんか怪しいセールスみたいでキモイんですけど。
ほんの少しだけ世の中が分かってきた今の私は、ちょこっとだけ考え方も変わった気がします。
例えば前述のことにも
- 国民全員に課している税制度について、なぜ義務教育でその仕組みを教えないのか。
→そりゃ税控除について国民全員が詳しくなっちゃったら歳入減っちゃうもんね。 - 国民が利用できる社会保険の制度について、なぜ義務教育で説明をしないのか。
→そりゃ社会保険制度を国民全員が適切に活用したら歳出がエグイことになりそうやね。 - これら制度を知っていれば、国民はより豊かになれるのに!
→きっと国民が豊かになることなんて政府は望んでない。
自分が豊かになることを望んでいるのは自分だけだし、自分を豊かにできるのは自分だけなんや。 - 日本の義務教育は間違っている!!!!
→これは多分そう。
なんて考え方をするようになりました。
さて、そのチッピーパパの人生を大きく変えるきっかけとなった本とはいったいなんなのであろうか!?
引きが大袈裟すぎるわ。
聞きたくなるどころか、逆に聞きたくなくなったわ。
まだ続きます!
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