前回の続きです。
ファイナンシャル・リテラシーという強力な武器、”金持ち父さん”のマインドとアドバイスを得たチッピーパパ。
チッピーパパは今までの情弱マンモーニではなかった。
その目の中にはダイヤモンドのように固い決意を持つ「気高さ」を宿していた。
そしてついに・・・!双子の男児、サブ郎ヨン郎ブラザーズが降臨しようとしていた・・・ッ!!!!
わかったよ、プロシュート兄ィ!!兄貴の覚悟が!『言葉』でなく『心』で理解できた!
覚悟はいいか?私はできている
育休どれくらい取る?
ところで育休の期間はどれくらい取るの?
「覚悟」を「心」で理解してくれたのはいいんだけど、私には具体的な形で示して欲しいんだけど。
はい、失礼しました。
しかし、どれくらい取ろうかね。
会社には交渉次第だから、まずこっちがどれくらい取りたいかは決めなきゃだよね。
赤ちゃんが夜泣きして夜授乳してる期間はいて欲しいね。
夜勤育児して、昼にイチ子フタ子の世話もするとマジで死ねると思う。
イチ子フタ子の夜泣き具合からいくと最低3ヶ月は欲しいところだよね。
実際どれくらいで夜泣きが落ち着いてくるかは産まれてみなきゃ分からないけどね。特に双子ってところは全く読めないけどさ。
育休給付金を貰える額面で考えると、6か月で仕事復帰するのがお金の面では良さそうだね。ウチの貯金と支出から鑑みると1年間の育休を取っても大丈夫っちゃ大丈夫だね。
貯金も今までちゃんと貯めてたし、育休給付金も思った以上に多く貰えるみたいだから、ママとしてはできる限り育休期間を長く取って欲しいな。
どれくらい育休を取ろうか、そんな悩みを抱えたチッピーパパ&ママ。
そんな中、ファイナンシャル・リテラシー向上のため勉強を継続していたチッピーパパはまた新たな概念に触れ、『覚悟』がより強固なものになるのであった。
FIREという生き方
ママ!パパはFIREを目指すことにするよ!!
(ま~たワケわかんないこと言ってるよ。)
何なのそれ?火でも吹くの?それともHIKAKIN & SEIKINの歌?
(※チッピーママはHikakinTV、SeikinTVのファン)
違うよママ!
FIREだよ!Financial Independence, Retire Earlyのことだよ!
あー、パパの好きなゲームの必殺技ね。ハイハイ。
ちが~~~~う!!!!
ビクッ
「死ぬまでにお金に困らない資産」っていうのは年間生活費の25年分って言われているみたいだね。
もちろん家庭それぞれで必要な生活費は違うけど、一般的には大体1億円って言われているね。
その1億円を投資で4%運用して、年400万円の不労所得で生活するってことだね。
なるほどね~。
そういう生活スタイルというか考え方があるんだね。
で、その1億円ってどうやって貯めるの?
カードでジャンケンしたり鉄骨渡りでもやって一発稼いでくるの?
パパが地下で強制労働させられる未来しか想像できないんだけど。
そんな黙示録みたいなギャンブルはしないよ!
今の会社で働いてても1億円貯めるのは不可能に近いよね。転職で高給な会社を狙うのも一つの手段だけど、けっきょくその転職先が10年後20年後まで終身雇用が保証されてるわけではないし。
となると、ここは副業を始めてみて、収入を増やすのがいいかなってパパは思うんだ!
副業が上手くいけば、今よりも全然稼げる場合だってあるんだし!
パパは決めたよ!副業を始めるよ!
育休もガッツリ1年取る!
双子育児はやっぱり先が読めないしパパも1年家にいるよ!
空いた時間で副業にチャレンジしてみるよ!
FIREについても中田敦彦さんがYouTubeで楽しく分かりやすく解説してくださっているのでご参考にしてください。
【働かないで生きていく①】最強の早期リタイア術〜遊んで暮らして金もある〜(FIRE)
【働かないで生きていく②】アメリカで話題沸騰の生き方(FIRE)
目標 ~ほんとに現状で満足か?~
副業ね~。
お金はいっぱい欲しいし、パパが仕事辞められたらそれはいいことなんだけど、正直乗り気はしないな。
今まで通り、堅実に仕事して堅実に節約して堅実に貯金するじゃダメなのかな?
これからサブ郎ヨン郎が産まれるのに、不安材料を増やしたくないんだよね。
むしろサブ郎ヨン郎が産まれるからこそだとパパは思うんだ。
パパの信条は『無駄な努力は無駄』なんだ。
パパは会社員として一生懸命に必死に努力をしたところで、会社の経営計画に口出しできる立場にないザコ社員だからね。
頑張って努力すれば多少出世が早くなって影響力ある役職に付けるかもしれないけど、その時すでに会社の立て直しは不可能でしたなんてことも有り得るし。
「会社員として堅実に仕事をする」という努力は、
10年後20年後のイチ子フタ子サブ郎ヨン郎の未来を保証してくれる努力にはなり得ないと思うんだ。
だからパパは
『努力が報われるためには、ただ漫然と努力しているだけではなく、どうすれば努力が報われるのか、いかにして努力を無駄にしないようにするか、を必死に頭を働かせる努力もしなければならない』
だと考えてるよ。
う~ん、でもなぁ・・・。
私はそんなに物欲無いし、そんなにお金持ちになりたいわけでも無いしなぁ。
ほんとにそうか?
?
ママはヒカキンみたいなお金の使い方をしてみたくないの?
ッ!?
ママはヒカキンみたいに高級食材を食べてみたり、旅行行って高級ホテルに泊まったりしてみたくない?
・・・・・・・・・・・・・・。
ママは1000円ガチャ100回連続でやってみたりしたくないの?
今の生活を現状維持するだけじゃ絶対できないことだよ。
・・・・・・たい。
え?聞こえないよ?
ママはどうしたいの?
わ゛だじも゛ッ!!
ヒガギンみだいにッ!!
お金を゛ッ!!
使っでみ゛だい゛ッッ!!!!!!!
(号泣)
出産、そして・・・
チッピーパパは「1年間の育休」を会社に申し入れた時、正直、上長は困っていた。職場が人手不足なのは明白だった。
上長はパタハラ(※)にならないよう、気を使いながら、言葉を選びながら、育休期間を減らすことができないかお願いをしてきた。育休期間を減らして育児時短はどうか?などの提案を受けた。
※パタハラとは
パタニティハラスメントのこと。男性が育児時短や育休を請求したり取得したりすることで不利益な扱いや、嫌がらせを受ける行為、言動のことを示します。
マタニティハラスメントと同様に、パタニティハラスメントに対する防止措置が企業に義務付けられています。
しかしチッピーパパは譲らなかった。
チッピーパパの職場は忙しくはあるがブラックな職場ではなかった。職場の上司も同僚もいい人ばかりだ。チッピーパパが抜けるとみんなが大変な思いをすることは想像に難くない。それはチッピーパパも望むことではなかった。
そしてきっと、チッピーパパは出世レースからもドロップすることだろう。チッピーパパはエリートでも優秀なわけでもないごく普通の人間だ。そんな人間が1年間職場を離れるのだ。その間も会社に尽くし、せっせと成果を挙げた人間が出世するのは当然のことだ。これはパタハラでも何でもない。
以前の情弱マンモーニであったチッピーパパなら、育休期間を減らしてほしいという提案に心が揺らいでしまったかもしれない。
しかし今のチッピーパパは『会社のいい人のため』でもなく、『自分の出世のため』でもなく、『家族の未来のため』に『努力』すると『覚悟』していた。
・・・・・・・
その日、チッピーパパは車で病院に向かっていた。
帝王切開による出産のため、チッピーママは事前に入院しているのだ。
チッピーパパに迷いはなかった。
やるべきことが『育児』と『副業』の2つに絞られたからだ。
まだ見ぬ双子、サブ郎ヨン郎とようやく会えるということがとにかく楽しみで仕方なかった。そして今まで当たり前と考えていた『会社員として定年まで企業に尽くす』という固定観念が取り払われ、副業という全く新しいことにチャレンジすることがチッピーパパをワクワクさせた。
病院へ向かう道は暗闇の荒野ではなかった。チッピーパパの『覚悟』は、登りゆく朝日よりも明るい輝きで『道』を照らしているようだった。そして彼らがこれから『向かうべき・・・正しい道』をもッ!
オレたちの! 戦いは! これからだッ!!!!
~ パパが副業を始めたワケ 完 ~
ご愛読ありがとうございました。
チッピーパパ先生の次回作にご期待ください。
ちょっとちょっと!!
打ち切り漫画みたいになってんじゃん!
なんかめっちゃ縁起悪い終わり方になってんじゃん!!
当ブログでは、こんな感じでチッピーパパの育休中の副業チャレンジの様子を追っていきたいと思います。
今後ともチッピーパパを応援してくださると嬉しいです!
どうぞよろしくお願いいたします!!
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